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『her/世界でひとつの彼女』を観て来ました

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『her/世界でひとつの彼女』を観て来ました


先月末から上映されている『her/世界でひとつの彼女』を観て来ました。

※ネタバレ注意



平日と言う事もあってか人はまばら、ゆったりと観る事ができました。

舞台は近未来のLA
人工知能OSと中年男性の恋愛物語です。
ジャンルとしては、SF恋愛映画となるようです。

ヴィジュアルも美しく、どのシーンを切り取っても絵になります。
特に高層ビルの立ち並ぶ背景は、LAと上海で撮影した映像をコラージュして作ったとの事。圧巻です。

離婚調停中の主人公セオドアは、ある日人工知能型OSと言うものを起動します。
すると、PC画面の向こうからは明るくセクシーな女性の声が。
最初はその自然さに驚くセオドアですが、徐々に彼女の個性に惹かれていき、二人は恋をします。
観ていて、何かに、誰かにすがりたいと言う気持ち、寄り添っていたいと言う気持ちがひしひしと伝わってきます。

最初の30秒程は正直この映画外れかも、と思いました。
主人公のセオドアは「代筆屋」で、様々な人のラブレターや家族への手紙を代筆しているのですが、冒頭は長年寄り添った夫婦のための手紙を書いている所から始まるのです。
『あなたは私の光だった』、『自分の世界から抜け出し愛を知った』みたいな感じの事を音声認識ソフトで綴っていて、その台詞だけを最初聞いた時、てっきり恋人に宛てている手紙か、もしくはそんな感動的な手紙を読んでいるのかと思い、「『そういう話』なのかな・・・」と思ってしまったんですね(笑)
しかしそれが『代筆』であり、カメラが離れていくに従って周囲の『代筆』の様子も見えてくる事で「やっぱり面白いかも」と思い直しました。



一番心に残った台詞は、「一生で味わう感情をすべて味わってしまい、新しい感情はもう湧かないかもしれない。味わった感情の劣化版だけ」です。
その時のやり取りは忘れてしまったのですが・・・。
感情が死んでいる気もするけれど、少しばかりの笑いと涙はこぼれる、そんな感覚を上手く表現した台詞だと。

最後の方は少しあっけないと言うか物足りなかったのですが、いかにも『コンピュータ』らしい終わりだったかと思います。

他の方のレビューを読んだところ、「サマンサは『無人格』であり誰にでもなれる」と書かれていたのがとても印象的でした。



夏のレモネードのような、爽やかに、甘酸っぱい、あっけない恋。
そんな感覚です。

心の底から愛おしく思った者が消えてしまう。
二度と会えない。
そんな苦しさがこみ上げて来ます。


サマンサに641人の恋人がいたと言うのは、救いであったようにも思います。
『彼女』と言う存在を正確に認識して分かれる事ができたのだから。



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